令和8年度 保険料率・適用時期まとめ

~社会保険料・労働保険料の変更点を一覧で確認~

これまでの3つの記事(協会けんぽ保険料率雇用保険料率子ども・子育て支援金)でお伝えしてきた内容を、このページに一覧でまとめました。
給与計算や年度更新の際にご活用ください。

令和8年度 変更のあったもの・なかったもの 早見表

保険の種類令和8年度前年からの変更
健康保険料(協会けんぽ)都道府県ごとに異なる変更あり(3月分から)
介護保険料16.2/1,000変更あり(3月分から)
子ども・子育て支援金2.3/1,000新設(4月分から)
厚生年金保険料183.00/1,000変更なし
子ども・子育て拠出金3.6/1,000変更なし
雇用保険料一般の事業:13.5/1,000変更あり(4月から)
労災保険料業種ごとに異なる変更なし

各保険料の詳細

① 健康保険料(協会けんぽ) ※健康保険組合加入の場合は組合ごとに確認

令和8年度の平均保険料率は0.1%の引き下げを行い、9.9%となります。ただし、都道府県ごとに料率が異なります。

従業員負担会社負担
負担割合労使折半労使折半
② 介護保険料 ※40歳以上65歳未満の方が対象
令和7年度令和8年度
料率(全国一律)15.9/1,00016.2/1,000
従業員負担7.95/1,0008.10/1,000
会社負担7.95/1,0008.10/1,000
  • 適用開始:令和8年3月分(4月納付分・翌月徴収の場合は4月支給給与から)
③ 子ども・子育て支援金 ※令和8年度から新設

被用者保険については、国が一律の支援金率を示すこととしており、令和8年度の一律の支援金率は0.23%です。
基本的に支援金額の半分は企業が負担します。

料率
支援金率(全国一律)2.3/1,000(0.23%)
従業員負担1.15/1,000
会社負担1.15/1,000
  • 適用開始:令和8年4月分(5月納付分・翌月徴収の場合は5月支給給与から)
  • ⚠️ 健康保険料・介護保険料の適用開始よりひと月遅れる点に注意
  • 賞与からも控除あり
  • 産前産後休業・育児休業中は免除
④ 厚生年金保険料
料率
料率(全国一律)183.00/1,000(18.3%)※変更なし
従業員負担91.50/1,000
会社負担91.50/1,000
  • 適用開始:変更なし
⑤ 子ども・子育て拠出金 ※厚生年金適用事業所の事業主のみ・全額会社負担

子ども・子育て拠出金の額は、被保険者個々の厚生年金保険の標準報酬月額および標準賞与額に、拠出金率(0.36%)を乗じて得た額の総額となります。

料率
料率(全国一律)3.6/1,000(0.36%)※変更なし
従業員負担なし(全額会社負担)
会社負担3.6/1,000
  • 適用開始:変更なし
  • ⚠️ 令和8年度から新設の「子ども・子育て支援金」とは別の制度です
⑥ 雇用保険料 (一般の事業の場合)

失業等給付等の保険料率は、労働者負担・事業主負担ともに5/1,000に変更になります。
雇用保険二事業の保険料率(事業主のみ負担)は、引き続き3.5/1,000です。

令和7年度令和8年度
従業員負担5.5/1,0005.0/1,000
会社負担9.0/1,0008.5/1,000
合計14.5/1,00013.5/1,000
  • 適用開始:令和8年4月1日以降に賃金の支払い義務が確定したものから
  • 農林水産・清酒製造の事業、建設の事業は料率が異なります(厚労省リーフレットで確認
  • 年度更新では令和7年度確定保険料は旧料率、令和8年度概算保険料は新料率で計算
⑦ 労災保険料 ※全額会社負担

令和8年度の労災保険率、特別加入保険料率及び労務費率は令和7年度から変更ありません。

内容
料率業種ごとに異なる(変更なし)
従業員負担なし(全額会社負担)
会社負担業種ごとの料率による

■ 給与計算への反映タイミング まとめ

保険の種類変更内容給与への反映
健康保険料・介護保険料変更あり翌月徴収の場合:4月支給給与から
子ども・子育て支援金新設翌月徴収の場合:5月支給給与から
厚生年金保険料変更なしそのまま
雇用保険料変更あり4月1日以降に賃金の支払い義務が確定したものから
労災保険料変更なしそのまま

⚠️ 健康保険料・介護保険料と、子ども・子育て支援金は適用開始のタイミングが異なります。
翌月徴収の会社では前者が4月支給・後者が5月支給から適用が始まり、1か月ずれます。
当月徴収の会社では、健康保険料・介護保険料は3月支給、子ども・子育て支援金は4月支給から適用が始まります。
自社の徴収方法を必ずご確認ください。

■ 参考リンク(行政HP)


令和8年度は例年より変更点が多く、特に健康保険料・介護保険料と子ども・子育て支援金の適用タイミングのズレが混乱を招きやすいポイントです。
それぞれの記事もあわせてご参照ください。

ご不明な点はお気軽にご相談ください。